■過去10年では「10月末、11月末に買って4月末に売る」戦略は有効だった?
「日本株は春高秋安のように思われる」といわれることが増えてきたようなので、実際の過去の値動きを調べてみました。限られた観察点に基づくものではありますが、月次の日経平均の値動きを見る限りでは「5月に売る」という西洋の投資格言と一致していた部分があるようで
す。
【写真】「5月に売ってハロウィンの頃に新たに買え」 西洋の投資格言が本当か検証してみた
■過去20年を見ると
過去20年の日経平均の月末終値の変化率を調べてみた結果は以下のとおりでした。この期間においては、3月、4月と12月の平均上昇率が高く、8月、9月が悪かったといえます。
■過去10年だけなら
あまり過去に遡ると現在の経済状況と乖離しすぎる可能性が出てきます。そこで、データ数は減ってしまうのですが、過去10年だけに絞って同様の分析を行ってみ
ました。
意外なことに1月は大きくマイナスとなり、平均では一般に有効とされる1月効果はなかったようです。また、パフォーマンスが良かったのが、3月、4月と12月で、1月、7月、9月、
10月が悪かった月となっていました。
■何月に買って、何月に売る?
平均が分かっても、連続した期間では実際のところどうだったのか分かりません。そこで、「○月に買って△月に売る」戦略のパフォーマンスが良かったのか計算してみました。
結果は、日経平均が約50%下落したこの10年で、+36%から-62%もの差が生じるもの
となりました。傾向としては10月末か11月末に購入して12月と3-4月の上昇を狙うか、2月末に購入し4月末には売却する手法のパフォーマンスが良かったといえます。逆に4月末に購入することがパフォーマンスが悪かったパターンに共通しているようです。
(試算の前提)
?日経平均の月次終値ベース
?手数料、税金、約定可能性は考慮しない
?
1999年12月末を100とし、それぞれの月末から1か月?10か月保有する戦略を検証
【パフォーマンスベスト3】
?10月末購入、6か月保有して翌年4月末に売却 136 (+36%)
?11月末購入、5か月保有して翌年4月末に売却 135 (+35%)
?2月末購入、2か月保有して4月末に売却 132 (+32%)
【パフォーマンスワースト3】
?4月末購入、6か月保有して
10月末に売却 38 (-62%)
?4月末購入、9か月保有して11月末に売却 37 (-63%)
?4月末購入、10か月保有して翌年2月末に売却 35 (-65%)
なお、今回の分析はあくまで過去データに基づく分析なので、将来の値動きを一切保証するものではありません。また、ごく一部の期間の極端な価格変動に大きな影響を受けていることも考えられます。
しかしながら、全体を通してみると「5月に売って、ハロウィンの頃に新たに買え」という西洋の投資格言と一致していたことは大変興味深いところです。仮に、来年以降も「春高秋安」と考えるのであれば、eワラントやトラッカーでの投資タイミングを考える際の目安の1つとなりえるかもしれません。
さて次に「マーケットは常に正しいのか」について
考えてみましょう。マーケットでは取引できる価格が常に「正しい」のだが、長期に亘っておかしいと思われる状況が続くこともありま。これを活かして投資するとしたら
■常に正しく、時折おかしいマーケット
「マーケットは常に正しい」
と市場関係者の間ではしばしば言われることがあります。これを私なりに解釈すれば、「実勢価格と異 アラド rmt
なる「適正価格」 を主張してもその価格で取引はできない。取引できる価格がもっとも重要」となります。
一方、各種マーケットの過去の価格変動を見れば、かなりの長期に亘って「何かおかしい」状況であり続ける場合があることも知られています。
チューリップ1個が家1軒分もの価格になったオランダのチューリップバブルから、東京の一
部の土地の売却代金でカリフォルニア州が全部買えるといわれた日本の不動産バブル、数十年間分の利益よりも高い評価が当たり前だったネット株バブルなどの価格高騰だけでなく、各種バブル崩壊後のパニック売りなど事例には事欠かないと思われます。
■円/米ドル相場をみると
同様の観点から円/米ドル相場を見ると、例えば現時点の80円/米
ドルも、3年前の123円/米ドルも、「その時点で取引できるという意味において正しい価格」といえます。
しかしながら、成熟経済の2つの国家の通貨価値が、3年間で45%以上も変動するというのは考えようによっては妙な話です。そうであれば、80円/米ドルが円の過大評価なのか、123円/米ドルが円の過小評価だったのか、あるいはその両方なのか、それ
とも外国為替制度の欠陥なのか、「どこかがおかしいかも」という印象を持ってしまいます。
加えて、主要国の通貨は金などの裏付けを持たない非兌換通貨なので、「もしかしたら軍票と変わらない? 」という意見も案外核心を突いているのかもしれません。
この問題を根本的に解決しようとする施策が、ドルペッグ制だったり、ユーロのよう
な統一通貨だったりするわけですが、今のところこれも万能ではないということが分かっています。
後世にこの問題が解決されていれば、その時の歴史の教科書には、「20世紀後半から21世紀前半にかけては、各国毎に異なる非兌換通貨を各国の都合で発行し、その交換比率が投機の対象となって実体経済を攪乱する要因となった」と書かれていることもあ ドラゴンネスト rmt
りえるでしょう。
■「何かがおかしい」は投資機会?
一般に「何かがおかしい」ところには、投資機会が眠っていることがしばしばあるものです。その「気付き」を投資に活かすことも、何もしないで見過ごすこともどちらも可能です。
この時に、「それなら、どういったことができるのだろう」と考えて行動するなら、お小遣い程
度の金額にリスクを限定してeワラントで為替相場に投資してみるということも一案のように思われます。
eワラント及びニアピンeワラントの手数料及びリスクについて、こちらをご確認ください。
(土居 雅紹)
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引用元:信長 rmt
2011年5月7日土曜日
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